【番外編】売上高247億円、日本一の節約社長

節約というのは、会社の選択による部分と、社員個々の行動によるものの2つがあります。
前者は数ある選択肢の中からより良い手段を選ぶ、というだけですが、
後者は個人の意識によってしまうので、なかなか統一が難しいというもの。

未来工業すごし

例えば、水を使いすぎる、紙を使いすぎる、コピーをとりすぎるというような小さなことから、
必要のないクライアントにやたらと接待交際費を使うようなことまで、
けっこう個人によるものっておおいですよね。

でも、単純に節約しましょうなんていっても誰もやってくれないもの。
節約したって給料は上がらないわけですからね。
そのなかで、やはり上が率先することは大事なんだなと、
教えてくれる売上高の233億のおじいちゃん社長がいたので紹介します。

その会社は岐阜県にある未来工業という会社で、電気設備資材、管材等の製造・販売の会社さんだそうです。
節約社長とはいっても、社長の一存で動き、社員をおろそかにするような会社ではなく、以下のような超絶ホワイトな企業。

  • 営業のノルマ禁止
  • 残業は一切禁止
  • 上司が部下に思想ややり方を押し付けることはNG
  • 従業員はすべて正社員
  • 改善提案制度 -提案を出せば500円、いい提案なら最高3万円
  • 5年に一度の会社全負担の海外への社員旅行
  • 年間休暇140日 (有給休暇除く)
  • 社員旅行でクイズ50問に正解したら半年間の有給休暇を与えられる
  • 育児休暇3年
  • 社員の平均年収600万
  • 上司への「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」禁止

では、具体的にどんな節約をされているのかというと、

具体的節約術

①真夏だけど社長のいる部屋ではエアコンを付けない。夏の間は出勤するとランニングシャツとパンツ一丁になるそう。
②ノブを回して部品が磨り減るのを防ぐため、部屋の出入り口のドアに付いているドアノブは廻してはいけない。ドアは押す、引くだけ。
③事務所の部屋には沢山の蛍光灯があるが、ひとつひとつにスイッチの紐がぶら下がり名札が付いている。こまめに電気を消し、名札は消灯の責任者を明確にするためだ。
④300人の社員でコピー機はたったの1台だけ。それも10年以上使っている。
⑤手は極力洗わない
⑥残業していると「早く帰れ。電気代を徴収するぞ」と声をかける。
⑦自分にかかるものはすべて節約!社長室はなし!秘書も無し!運転手もなし!

 

たぶん、こうやって表に出ていること以外にも、
いくらでもこういったエピソードが出てくるんだろうな、という感じです。

まあ手は洗ったほうが良いと思いますけどね。風邪ひいたり、社内に菌が蔓延するほうがコストかかりそうですからね。

ちなみに社長のインタビューの様子はこちらをどうぞ。

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