事業を減らす 。これは企業にとっては大きな決断になるとともに、大きな費用削減になります。事業を減らすことで削減できるものは限りなくありますが、事業をするための 物、さいている人件費、そしてそこに費やす時間すべてがかかってきます。

事業というのは、スタートしてしまった以上、 それまでの投資をむげにしてしまうような気がしてやめる決断をしないまま、存続した結果立ち行かなくなるような話もよく耳にしますが、 そこの引き際が大事です。例えば、事業存続の決断をするにあたっての考え方を紹介します。

 

バリューポートフォーリオ

経営戦略の基礎に、バリューポートフォーリオという考え方があります。バリューポートフォリオとは、「ROIの高さ」や「事業価値創造への貢献」など株主の視点と、「会社のビジョンとの整合性」などを会社の資源をどの事業に集中させるべきかといった経営者の視点を軸にしたフレームワークです。

バリューポート フォリオは、事業の再構築を検討するためのフレームワークです。バリューポートフォリオでは、各事業をビジョン整合性とROIの高低によりプロットして、その事業に投下した資本の大きさを円の面積で表します。4つの象限は、それぞれ本命事業、課題事業、機会事業、見切り事業に分類されます。

 

課題事業

: 経営者がこの事業での収益化を図らなければ、株主から撤退圧力がかかる事業です。

本命事業

: 事業をより拡大させることが期待されている花形事業です。

見切り事業

: 早々に撤退すべき事業です。

機会事業

:早期に経営ビジョンとの整合をとる必要があります。さもなければ、従業員のモチベーション低下や、ブランド価値の毀損につながる可能性があります。

会社の事業がどこに属するものなのか、明確化をすることで、 注力すべきもの、見切りをつけるものの、判断がスピーディになることでしょう。